マンション内装工事には自主検査がある

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マンションは様々な職人さんや業者さんが共同で作り上げている建築物です。そして各々の工事にはそれぞれの担当会社が存在します。今回は内装工事に目を向けてみましょう。

内装工事を請けている会社が現場で頭を悩ませる作業が自主検査です。自主検査とは工事完了をゼネコンや売主に受け渡す前の検査を指します。

内装工事会社の担当者は通常4~8現場を担当しています。例えば一つのマンションで300戸だとすると300戸×現場数の自主検査を行う必要がある事になります。

その為、例えば300×4現場だとすると1200戸ですから、1200枚の図面とにらめっこする事になります。これは非常に骨の折れる作業です。

現場に常駐している職人のリーダーや、その部屋を施工した職人さんに自主検査を行わせればよいのですが、それでは下請けに丸投げの状態になってしまう為、施工不備が見付けられなという事にもなりかねません。ですから基本的には内装工事の管理者が行う事になります。

では膨大な戸数をどの様に処理するのでしょうか。
それは各担当者全員で一気に現場を回るという方法をとるのです。会社には各担当者おりそれぞれ現場を持っていますが、この時ばかりは全員総出で一気に内装自主検査を行うのです。

具体的な自主検査の項目ですが、壁の傾き、各種ピッチ、図面との寸法照合、仕上がり寸法の確認、天井高さの確認、遮音壁部の収まり等々、20項目以上を確認する事になります。
通常は1戸20~30分程度の時間を要します。その他にもボード工事の場合、ボード貼り付けのビスピッチ、耐水、耐火ボードエリアの確認、石膏ボードの隙間やカケの確認、材の貼り付け精度の確認等々、こちらも20項目以上ある為、やはり20分以上は時間を要します。

現場ではレーザー測定器や三角定規などを使い自主検査を行っています。

これはあくまでも内装業者の自主検査です。その他にも各種業種の自主検査があります。
その他にもゼネコン検査や事業主検査がありますので、実はマンションと言うのは様々な検査を行われた上で購入者引き渡し前の内覧会を実施しているのです。
ですから基本的にはしっかりと施工されていると考えて問題はありません。しかし、それでもヒューマンエラーはゼロにはなりません。しかし、この様な背景を知っていれば内覧会での心持もいくらか変わるのではないでしょうか。

マンション内覧会では、売主や施工者が信頼できるかどうかという点を確認するのがよいと言われています。傷汚れの指摘だけに時間を費やすのではなく、これらの業者さんと信頼関係を築く場でもあるのです。


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